「今日は集中してあの仕事を終わらせるぞ!」と意気込んで出社したのに、気づけば誰かの相談に乗ったり、急な問い合わせに対応したりで、結局自分のタスクは夕方まで手つかず…。そんなことってよくありませんか?
「頼られるのはありがたいけど、正直、自分の業務が全然進まない!」と、心の中で叫んでいる方もいるはずです。実は私も総務として、『今日こそは自分の仕事を!』と思いつつ、気づけば一日中みんなの相談役になっていることがしょっちゅうです(苦笑)。
お客様アンケートから見えた、みんなの本音
先日、お客様に働き方に関するアンケートを実施したのですが、そこで興味深い結果が見えてきました。
約半数の方が、自社でハイブリッドワーク(オフィス勤務と自宅などでのテレワークを組み合わせた働き方)を導入していると回答しているのに対し、70%以上の方が出社をされているということがわかりました。制度自体はあるものの、昨今のオフィス回帰の流れもあって、皆さんオフィスにほとんど出社されているのですね。さらに、アンケートでは「週2-3回リモートをしたい」といったコメントも多く見られ、実際はもっとテレワークを取り入れたいと思っている方も多いようです。社内でのコミュニケーションや連携はもちろん大切ですが、落ち着ける環境で、集中して業務を行える時間がもっと確保できたらいいのに...と思っている方もいらっしゃるようですね。


私にもできた!テレワーク
「総務は出社必須でしょ?」そう思われがちですが、実はそんなことはありません!もちろん、オフィスでしかできない業務もありますが、制度や環境があれば工夫次第でテレワークは可能です。
以前「Virtual Nagoya Soumu」という取り組みを試してみたことがありました。
名前はカッコイイですが、やっていることは至ってシンプル。
テレワークの日は、デスクにiPadを設置してGoogle Meetに接続。
自宅からも同じMeetに接続することで、社員からの呼びかけにも対応できます。
画面に私のイメージアイコン「蟹」が表示されているときは「話しかけてOK」のサイン。
お昼休憩や会議中、集中したい時は非表示にして、メリハリをつけて運用していました。


テレワークで得られた効果
この取り組みを始めて感じたのは、テレワークの日を作ることで、集中して自分の業務に取り組む時間を確保できたこと。
iPadの画面越しに話しかけるのは、やはり少しハードルが高いようで、テレワークの時には、本当に必要なことだけ連絡してくれるようになりました。
そうはいっても、テレワークの制度自体がなかったり、皆様の事情も様々あるかと思います。
そういった場合は、週1回「集中デー」を決めて事前に周囲に伝えたり、緊急時以外は後日対応にする、集中作業中のマークをデスクに置くなど、小さな工夫から取り入れてみるのはいかがでしょうか!?
それは決して無責任なことではなく、エネルギーを満タンにして、より良いパフォーマンスを発揮するための工夫だと思うんです。
頼られる存在である皆様、たまには「頼られない日」を作って、自分のための時間を取り戻してくださいね。