きっかけは失敗体験 社内ビジネスマナー勉強会で気づいた大切なこと

若手社員(社内の人脈どんどん増やしたい!)

「これって、本当に合ってるのかな...?」「もしかして、失礼な対応してた?」
社会人になり数年経った今でも、ふとした瞬間に不安になるビジネスマナー。そんな不安を払拭するための社内勉強会に参加してきました!参加して気づいた新たな発見についてお話ししたいと思います。

勘違いビジネスマナーで大失敗

社会人に必須のビジネスマナー、皆さんは自信がありますか?
私はというと、実は先日、やらかしてしまいました。取引先との打ち合わせにタクシーで向かうときのこと。ちょうど同行の上司に電話がかかってきたので先に乗車して行先を伝えていました。そこに電話を終えた上司がやってきて、少し微妙な顔つきになった後、助手席に乗り込みました。そう、お気づきの方もいるかもしれません。私は後部座席に座ってしまっていたのです…。
会議室の上座がモニターに近い前方なのは知っていたのですが、それを「部下が上司より前の席に座ってはいけない」と覚えてしまっていました。そのため助手席が上座だと勘違いしていたのです。上司からは「今回は社内だからいいけれど、取引先と同乗することもあるから気を付けて」とやんわり注意されました。
「社会人としての基本がなっていないと、どれだけ営業としての実績を残していても、人としての信頼や信用は獲得できないかも…」
そんな不安を抱いていたとき目に飛び込んできたのが、私の在籍する名古屋オフィスでのビジネスマナー勉強会のお知らせでした。これは運命!?と思い即参加を決意。この機会に基本的なことから学び直すことにしました。

先輩から学ぶ実践的知識

今回の勉強会は『レジェンド営業から楽しく学ぼう!』ということで、外部講師ではなく先輩社員が講師を務めてくれました。「堅苦しい講義ではなく、楽しく学びましょう!」という始まりで、会場の空気が一気に和やかに。ビジネスマナーをしっかり詰め込むつもりで挑んだのですが、良い意味で勉強会らしくない雰囲気にリラックスして参加できました。
問題形式で進んでいく内容は「そうだったの!?」の連続で、今まで自分がいかに「知ってるつもり」で振舞っていたかが浮き彫りになり、思わず冷や汗をかくことも。印象的だったのは、先輩社員や参加者の実体験に基づいたリアルな話です。会議室で来客を手前に座らせてしまったり、メールの宛名が「〇〇社長様」になっていたり… 入社数十年のレジェンドにも、間違えたり迷ったりした時代があったのだと思うと少しだけ安心してしまいました。
外部講師だと聞けないような「こんな時どうしてる?」「これって失礼?」という素朴な疑問にも答えてくれて、まさに実践的な内容ばかり。社内講師ならではの"生きた知識"を学べました。

部署の垣根を超えた交流

勉強会には営業部門だけでなく様々な部署の社員が参加していました。驚いたのは、若手だけでなく中堅社員の参加も多かったことです。「マナーって時々不安になるんですよね」と自分と同じ不安を聞いて、なんだか急に親近感が湧いて、何年目になっても基本に立ち返って勉強していいんだ、と励まされたような気持ちにもなりました。
マナー講座だけでなく、お客様との会話に役立ちそうなオフィス近辺のおすすめ情報を教えてもらうコーナーなども。
勉強会終了後のプチ懇親会では普段接する機会のない社員ともレクリエーションで盛り上がり、マナーを学ぶだけでなく、思いがけず社内ネットワークが広がった機会になりました。

大切なのはリスペクト

今回の勉強会で心に残った言葉があります。
「マナーで大切なのは相手をリスペクトすること」
今まで私はこれが正解、これがルールとただ形式的にマナーを覚えようとしていました。でも、メールの言葉遣いも、座席の選び方も全ては相手への敬意から生まれているんですよね。大切なのは相手を思いやる気持ちがあれば自然と適切な行動が取れるようになるという、シンプルで本質的な考え方だったのかもしれません。
形だけのマナーではなく、なぜその行動をするのか、相手の立場になって考えること。この考え方に出会えて、マナーに対する見方が180度変わった気がします。


営業職として日々お客様と接する中で、「この対応で良かったのかな」「もっと適切な振る舞い方があったのでは」と悩むことはまだまだあります。ですが、今回の社内勉強会で実はみんな同じ不安を抱えていることや、身につけた知識を教えてくれる先輩がいることをとても心強く感じました。いつか私も後輩たちの悩みを笑顔で解決できる先輩になるため、この学びを大切にして、日々のビジネスマナーももっともっとブラッシュアップしていくつもりです!

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