毎日忙しく仕事に追われていると、夜中にふと「自分ってなんのために働いているんだろう」って考えてしまうこと、ありませんか?(翌朝には忘れて、また忙しい1日が始まるんですけどね...笑)実は私も、そんな時期がありました。もちろん、仕事は生活のため、お金を稼ぐためにやらなきゃいけないことかもしれません。でも最近、それ以上に「働きがい」を持って、もっと豊かに楽しく働きたいなって思うようになったんです。
今日は、そんな仕事の「やりがい」を生み出す、新しい働き方の取り組みについてお話しします。
「働きがい」の正体とは?
最近よく耳にする「働きがい」という言葉。具体的にどうやったら高まるんだろう...と考えていたところ、名古屋オフィスで面白い取り組みをしていることを知りました。
そこでは「働きがい」を、こんな風に定義しているんです。
「働きがい」=「働きやすさ」×「仕事のやりがい」

そして、この「仕事のやりがい」を生み出す上で重要なのが、社員同士のコミュニケーションなんだそうです。言われてみれば確かに、仲間との信頼関係があるから仕事に活力が生まれるし、円滑なコミュニケーションがあるから充実感を感じられる。職場の「つながり」こそが、働きがいの源なんですよね。
私自身を振り返ってみても、メンバーと共に乗り越えた案件を無事に完了した時は、自分ひとりでやり切った時よりも何倍も充実感がありました。自分の部下たちにも、同じような経験をしてほしい。そのためには、普段の業務で関わることのないメンバーや、他部署の人たちとも交流して、社内で多くの関係性を築いていくことが大切なんだと思います。
小さな実験が職場を変える
名古屋オフィスでは、「実験カルチャープロジェクト」というものを発足しています。組織を超えた「出会い」「対話」の場を演出し、新たな「学び」「共感」を得る体験につなげることで、社員同士の信頼関係と個のモチベーションUPを目指しているそうです。
具体的には、朝の時間を活用してドリンクや軽食を楽しみながら様々な企画を実施する「OHAカフェ」や、社員同士を結び幸福度向上を目的とした「感謝の木」など、多種多様な対面コミュニケーションを触発するイベントを企画しています。

そして、すごいなと思ったところが、ただイベントを実施するだけでなく、マイルストンをしっかり置いて「仮説→実験→検証→分析」というサイクルを繰り返しているところ。イベント後には自由記述式のアンケートを実施して、開催目的の理解度や参加者の心境の変化を具体的に把握・分析。得られた声をもとに、次のマイルストンを定める...ということを繰り返しています。

私たちもイベントを開催することはありますが、マイルストンを置いたり、アンケート実施はしていませんでした。「結果的にあのイベントはどんな効果をもたらしたのか」が、まったく見える化できていなかったんです。この取り組みを知って、大きな気づきを得ました。
つながりがもたらす働きがい
毎日の忙しさに追われて、プレッシャーに押しつぶされそうになることもあるけれど、仲間とのつながりを感じられる瞬間があれば、仕事ってもっと楽しくなるんですよね。
「働きがい」を高めるって、きっと特別なことじゃないんです。社員同士の「つながり」を大切にして、何気ない対話の機会を増やしていく。その積み重ねが、チームの一体感を生み、より豊かで楽しい働き方につながっていく。目標を追うだけじゃなく、メンバーとのつながりを感じられる職場をつくる。そんな変化を生み出せるのは、私たちだからこそかもしれません。みなさんも、一緒に始めてみませんか?