皆さん、こんにちは!名古屋オフィス総務のK.Tです。暑さも少し落ち着き、だいぶ秋らしくなってきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。本日は、私たちが取り組んでいる5S推進活動、「デビルチェック&エンジェルサンクス」についてお話しします。総務担当者の皆様にこれからご紹介する内容を参考にしていただけると嬉しいです。
5Sの徹底は結構大変・・・
「5S」という言葉を一度は、耳にしたことがあると思います。整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)のことです。でも、実際にオフィスで徹底するのって、なかなか大変じゃありませんか?
私たちも同じ悩みを抱えていました。いろいろ悩んでブラッシュアップした結果「デビルチェック」と「エンジェルサンクス」という独自の取り組みに辿りつきました。
一旦、ここで、私たちのコクヨ名古屋ライブオフィスについて少しお話します。このオフィスの最大の特長は、コクヨグループでは最大比率となるオフィス面積の約60%をコワーキングエリアとして使用していることです。
コワーキングエリアでは、ともに事業を推進するパートナー企業の方と共に働くことができます。また、ミーティングポイントを多く設け、気軽にディスカッションできる場やモノ作りの過程を見られるオープンな場を各所に散りばめているところもこのオフィスの特長の一つです。
このように様々な人が出入りする環境では、オフィスの5Sの徹底が非常に重要になります。整理整頓されていないと、効率的な業務遂行が難しくなるだけでなく、パートナー企業の方々含め 情報漏洩などの「セキュリティリスク」の可能性も高めることになってしまいます。
では、私たちがどのように5Sを推進しているか、具体的にご紹介していきます。
デビルチェックの導入と進化
まず始めたのが「デビルチェック」。これは何かというと、オフィス内のルール違反を見つけて指摘する活動です。ちょっと怖そうな名前ですが、実はとても効果的なんですよ。
デビルチェックの主な目的は、ダメな箇所をコメントと写真で共有し、広く注意喚起することです。全員にメール通知を送ることで、オフィス全体での意識向上を図っています。ただし、個人のつるし上げを目的としていませんので、コメントや写真は個人が特定できないよう配慮しています。
▼このような形で名古屋オフィスの従業員に注意喚起しています
最初は、問題のある場所に直接紙(デビルシール)を貼って指摘していました。でも、リモートワークが増えてきて、オフィスにいない人にも情報を共有する必要が出てきました。そこで2021年1月から、写真をデータベースに入力し、全員にメールで共有する方式に変更しました。
驚くべきことに、この3年半で120回以上のチェックを実施しました!年間約34回のペースです。
良い事象に焦点を!エンジェルサンクスの導入
デビルチェックは効果的でしたが、「いつも悪いところばかり指摘されるのはちょっと...」という声も上がってきました。そこで2024年7月から始めたのが「エンジェルサンクス」です。
エンジェルサンクスの目的は、良い行動や取り組みを積極的に発信し、全体のモチベーション向上を図ることです。良い箇所をコメントと写真で共有し、広く賞賛・感謝を伝えます。これも全員にメール通知を送っています。
あえて良い事象にフォーカスすることで、反面的に悪い事象を削減する効果も狙っています。デビルチェックと同様に、コメントや写真は個人が特定できないよう配慮しています。
自律的な5S推進に向けて
最初は総務部だけで行っていたこの活動ですが、今では「コミュニケーター」と呼ばれる社内の有志メンバーもチェックに参加して より多くの目で環境の維持管理のために活動しています。将来、全社員が自発的に5Sを意識し、普通に実践できるようになることが目標です。
さいごに
「デビルチェック」と「エンジェルサンクス」、意外とシンプルな取り組みですが、効果は直接的で絶大です。
私たちの取り組みが、皆さまのオフィス環境改善のヒントになれば幸いです。
今回ご紹介した名古屋ライブオフィスでは、私たちの5S活動の取り組みを実際にご覧いただくことができます。このオフィスは、幸せな働き方を創造するというコンセプト「W/W(ウィズダブル)」のもと、新しい働き方にチャレンジしている場所です。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度お越しください。実際の運用や工夫を間近でご覧いただくことで、皆様のオフィス改善のヒントが得られるかもしれません。
なお、見学は事前予約制で法人の方に限定させていただいております。ご了承ください。
皆様のご来社を心よりお待ちしております。
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