更なる事業成長と多様化する働き方に向けてCo-Creation(共創)を推進するオフィス

「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」という企業理念を掲げていらっしゃる株式会社ブレインパッド様は、データ活用のプロフェッショナルとして、ビジネスに、データに基づく高度化とイノベーションを与え、世界の持続可能性の向上に貢献されています。
2022年5月、2拠点4フロアに分散していたオフィスを、1拠点2フロアへ集約移転されました。
オフィスコンセプトは「Co-Creation(共創)を推進するオフィス」。
今回、ご移転前の課題やオフィス構築時にこだわったポイント、
そしてこれからのオフィスについて、高橋社長様にインタビューさせていただきました。

株式会社ブレインパッド

代表取締役社長 高橋隆史 様 総務部 中林光代 様 総務部 鴨志田亜美 様

所在地 東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ11F・12F
URL https://www.brainpad.co.jp/
業種 その他
人数 約500名

今回、移転されたきっかけを教えてください

移転前は、白金台の本社に3フロアに加えて目黒にサテライトオフィスがあり、2拠点4フロアにオフィスが分散していました。タイミングとしては、この4フロア目のサテライトオフィスが出来た直後に、コロナ禍が始まりました。

突如として始まったリモートワークによって、社員間のFace to Faceのコミュニケーションが激減するなか、足元の個人の仕事は短期的にはなんとかまわっても、組織・会社としてのパフォーマンスはこのままでは上がらないと考えました。実際、弊社は年20%程度の割合で社員が増加しているので、2年もすれば社員の大半がコロナ禍発生以降の入社者という状況になっていくため、多くの社員が非常に薄い人間関係の中で仕事をすることになり、チームワークや相互の信頼を要する仕事は効率や質の低下が否めないためです。

そして、コロナ禍が落ち着いてから社員にオフィス出社を促したとしても、2拠点4フロアにオフィスが散っているのでは交流の機会が限定されてしまい、社員間の関係性の向上という観点からは出社の効果が上がりません。

また出社した場合にもオンライン会議をする場所は必要ですが、4-6人入れる会議室をオンライン会議のために1人が専有するのは非効率ですから、オフィス内にオンライン会議用ブース席などのハイブリットワーク時代に合わせた設備を追加設置しなければならないと考えました。

以前の本社オフィスは入居から7年以上経過しており、キャパシティーの限界が近い中で、さらにここに投資するよりは、僕らが考えるなりのハイブリッドワーク時代に合わせたオフィスをいちから再設計した方がいいのでないかという結論に至りました。

ブレインパッド様 移転 インタビュー
11階にはエントランスと会議室・応接室が設置

オフィスを1箇所へ集約するということは意味があったのでしょうか?

社員同士がコミュニケーションをとり、新たな価値を生み出すCo-Creation(共創)の推進の場として活用するうえでは、オフィスを1箇所に、執務スペースは1フロアへ集約させたことには大きな意味があったと考えています。

ブレインパッド様 移転 インタビュー
12階は執務スペース

移転されて実際に交流は生まれましたか?

移転前よりは明らかによくなっています。

また、会社が強制しなくても、自然と出社する社員が増えたことで、改めて気持ちの良いオフィス空間は大切なのだと感じました。

ブレインパッド様 移転 インタビュー

ハイブリッドワーク時代に合わせて環境を整えることは、企業成長においても重要だと思われますか?

そう思います。

会社がどのような勤務体系にするのかにもよりますが、採用面においても、社員のワークライフバランスの向上につながる柔軟性のある働き方として「リモートワーク」ができることは重要です。

最近では「リモートワーク」が導入されていないと、それだけで求職者にマイナスの印象を与えてしまうことになり、組織成長という点で直接的なマイナスになりかねません。

なにより本質的には、オフィスで働いてもらうことが主な目的ではなく、個人が効率よく働き、それが組織効率にもつながり、企業が高い生産性を維持・向上し続けていけるかが重要です。ただどうしても、新入社員の方や会社になじんでいない方がパフォーマンスを出せるようになるまでは、Face to Faceのコミュニケーションが一定量は不可欠です。極端な話、顔も表示しないようなリモート会議では、新しいものを生み出していこうという熱量を他人に伝播させることはできませんし、信頼関係も築けません。

そのため、新しいメンバーが増え続ける成長企業にあっては、実際に会って関係を築く機会はどうしても必要ですし、どうせ出社するのであれば、その効果を最大化するためにオフィスの質と機能は高い方が良いでしょう。ですから、新時代に合わせた環境整備は、成長を志向する経営として重要なのではないかと思います。

移転後、社員の皆様よりどのような声があがりましたか?

以前のオフィスの執務スペースは机を島型に並べていただけだったので、それに比べると新オフィスは(フォンブース、スタンドデスク、ペアプログラミング用デスク等々)多様な什器を(交流や集中のしやすさなども)考慮して配置したことで環境がとてもよくなっています。

また壁のない執務スペースは、当社として初めて全面フリーアドレス制を採用していますが、各エリアに役割を設定してゾーニングしたりと、社員がその日の目的に応じて自発的に働く場所を選択できるように、様々な配慮が施されています。
そういった諸々の工夫に対して、社員から使いやすい・居心地が良いという声があがっています。

▼Ignition Circle(左脳と右脳をつなぐ"脳梁"を働かせるエリア)
 - Co-Creationする"新たな対象(アイディア)と仲間が生まれる場所" -

ブレインパッド様 移転 インタビュー

ブレインパッド様 移転 インタビュー

オフィス構築においてこだわった点、苦労した点を教えてください

どのようなオフィスがいいのか、お手本があるわけではありません。

お手本がない中で、僕らなりに新しい働き方はどうあるべきか、自分たちはこれからどのような働き方をしていくのか議論を重ねました。

ワークショップを交えて社員にヒアリングしたり、ありたい姿を描いたうえでそれを実現するためにはオフィスにどういった機能が必要なのかを繰り返し議論しました。

あともう1つは会社からのメッセージとしてオフィスをどのような場とするかについて、移転先の場所選びにもこだわりました。

弊社は設立から18周年を迎えるまで大きくビジネスモデルや提供価値は変えず、成長をすることが出来て来ましたが、ここから先の10年も変わらずにいられるのかというと、そうではありません。この先は、よりアグレッシブに新しいことにチャレンジしていかなければならなりません。

もちろん、ビジネスモデルを大きく変えずに会社が成長できたことは非常に幸運ではあったのですが、その一方でその安定した成長環境への慣れは、イノベーションを志向する傾向が(ベンチャー企業にしては)やや弱い社内文化を醸成してしまいました。

「これから、会社は新たなにチャレンジをしていかなければならないフェーズに入る」ということをオフィスの移転とともに社員へのメッセージとして伝えたいと考えて、多様な人々が集う街「六本木」の、様々なトラフィックが合流交差する「谷町ジャンクション」前を移転先として選んだこともこだわりの1つです。

今後、弊社が向き合う「新たなものを生み出す」ためには、多様な価値観との交流や方向の転換が不可欠であることがその立地からも伝わればと思っています。

コクヨマーケティングをオフィス構築のパートナーとして選ばれた理由を教えてください。

端的に、提案がよかったことが決め手です。

複数社検討したのですが、その中で一番僕らの意図を汲んでくれて、それをデザインや設計におとしていただけました。その提案力に尽きると思っておりますが、加えるならば、貴社の陣容に対して、弊社のメンバーと一緒に熱意をもって取り組んでいただけそうだと期待感が持てたことも大きかったです。

実際にその通りにオフィス構築いただいたこと、ご尽力いただいたことに大変感謝しております。

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