「この仕事、いつまで続くの?」「上司の指示がコロコロ変わる」「もっと評価されてもいいのに…」忙しい毎日、職場での不満や愚痴を感じることは誰にでもありますよね。
ですが、ある"考え方のコツ"と"新たなイベントとの出会い"により、同じ状況でも心の持ちようがガラリと変わったんです。
今日はそんな「悩みを笑いに変える方法」をシェアしたいと思います。同じように日々奮闘している皆さんの心が、少しでも軽くなりますように。
見方を変えるだけで世界が変わる!『リフレーミング』の考え方
「リフレーミング」ってご存じですか?額縁(フレーム)を変えると同じ絵でも印象が変わるように、物事の捉え方を変えるだけで感情もガラッと変わるというテクニックです。
私がこの考えを知るきっかけとなったのは、ある営業案件でした。初めて任された大きなプロジェクトで、何日もかけて下調べし、渾身の提案書を作成しましたが、結果は不採用。「あんなに時間をかけたのに…」と落ち込んでいた時、クライアントから思いがけない連絡が。
「提案は採用できませんでしたが、ガラスドアのアイデアは印象に残りました。あなたの提案がなければ、『壁や扉は不透明なもの』という固定概念から抜け出せませんでした」
この言葉で、提案が完全に無駄になったわけではなく、相手の視点を変えるきっかけになったという別の価値に気づくことができました。すべてが思い通りにならなくても、違う形で影響を与えられることがある—この経験が私のリフレーミング実践の第一歩となりました。
「頑張れば必ず評価される!」と頑張り続けるのは辛いもの。あのときの言葉は、「評価されないのは悔しいけど、違う形で役立っているかもしれない」という、より現実的な視点の転換のきっかけだったと思います。
ポジティブシンキングは「常に明るく前向きに」を目指すものですが、リフレーミングはネガティブな側面も含め、状況を多角的に捉えて新たな意味や価値を見いだすことが目的。この考えを知ってからは、無理に明るく考えるのではなく、「ちょっと違う角度から見てみよう」という柔軟性を持つことを意識しています。
一人で抱え込むのはもったいない!
愚痴や不満って、一人で抱え込むとどんどん大きくなりませんか?でも誰かに話すとすっきりするだけでなく、「あ、自分だけじゃないんだ」って安心したり、意外な解決策が見つかったりするんですよね。
先ほどの体験談も、今もひとりで抱え込んでいたら、もやもやを抱えたままだったかもしれません。
ただし、気を付けなければ個人攻撃や根拠のない批判になってしまう可能性もあるのが怖いところ。「〇〇さんが」じゃなくて「このような状況が辛かった」という事実ベースの共有をこころがけています。
社内ほろ酔いイベントで悩みを笑いに昇華
私が働いている名古屋オフィスでは、定期的にイベントが実施されているのですが、先日「ほろ酔いNight Bar」というイベントが開催されていました。
オフィスの照明を落とし音楽が流れるなんちゃってBarで、リラックスした雰囲気の中で交流を深めようというものですが…実際はマネージャーたちの知られざる「B面」を知り、より身近に感じてもらうための企画です。もちろんお酒は飲まないけど話したい人・聞きたい人、逆に何でもいいから取りあえず酔いたい人も参加OK!普段は真面目な表情で仕事に取り組んでいる上司たちの、初めて知るプライベートな趣味、学生時代熱中していたこと、新人時代の体験談など…主催社員厳選のお酒やおつまみをお供に盛り上がり、「え!そんな一面があったなんて!」という驚きの声と笑いが絶えない楽しいひと時でした。
このイベントの目的は、マネージャーたちのプライベートな一面を知ることで、普段の仕事でも気軽に話しかけたり、相談したりできる関係性を作ること。実際、オフィスメンバーの知られざる一面を知ることができて一気に距離が縮まった気がします。なにより私のような若手社員にとっては、上司や先輩も同じ趣味や悩みを持つ人間なんだと実感でき、「この人なら気軽に相談できるかも」と思えるようになりました。イベント後は、自然と仕事の相談もしやすくなり、職場の雰囲気がさらに良くなった気がします。
仕事の悩みや愚痴をなくすことは難しいですが、それを「隠すべきもの」じゃなく「新たな意味や価値」ときには「笑い」に変えられるかどうかが、長く楽しく働くコツなのかな、と考えています。
視点を少し変えてみる。一人で抱え込まず誰かと共有する。そして時には肩の力を抜いて、同僚と共に笑い飲む。そんな小さな意識が、今日の悩みを未来の笑いに変えてくれるのかもしれません。