他部門同士の出会いを通して共感・共創を育むオフィス

出会いと共創を育みながら新たなうねりが生まれる場 “Next Waves”

フロア増床を伴う本社オフィスの全面リニューアル。新しい働き方を念頭にオフィス全体の見直しを実施。

飯野海運株式会社

所在地 東京都千代田区内幸町二丁目1番1号 飯野ビルディング
URL https://www.iino.co.jp/kaiun/
業種 運輸・倉庫・通信業
人数 約400名
面積 約1420坪
提供内容 ワークスペース、会議室・ミーティングスペース、リフレッシュスペース・食堂、受付・エントランス、その他

エントランス

エントランス空間は、船の航跡や海原の流れを想起させる緩やかな曲線を用いて、ダイナミックに構成された空間を計画。

エントランス

空間に配置された造作ベンチは、アート性を重視したオブジェとしての役割も果たしています。

エントランス

テーブル席では簡単な打合せも可能。曲線の印象的な家具が空間との調和を生み出しています。

エントランス

社名サインが設置される白く緩やかな壁には、漆喰を用いた左官仕上げの塗り壁を採用しています。一見シンプルな白い壁ながらも、職人の手仕事によって生まれる繊細な表情が、空間に上質さと品格を与えています。

アプローチ

伝統美と機能性が調和する迎賓のアプローチ。
廊下空間には、エントランスとの統一感を意識し、日本の伝統建築に見られる「千本格子」をモチーフにした木壁を両側に設置しています。また、足元には「雪見窓」を想起させる抜けを設け、軽やかで落ち着きのある雰囲気を演出。動線としての通路にも上質な印象を与え、各応接室への期待感を高める空間としています。

来客応接室

森と技術が融合する、ゆらぎの⽊壁を取り入れた来客応接室。格子材には、森づくり支援を行っている埼玉県秩父産のスギ材を使用しています。

来客応接室

伝統技が生む、やわらかな曲線美のある応接室。日本の伝統技術である左官の技法を用い、職人の高度な手仕事によって仕上げられた「版築壁」は、水面を思わせる豊かな表情で、曲線壁をかたちづくっています。

来客応接室

焼物タイルで描く、和の情景のある応接室。黒瓦のような質感や、竹林・格子を想起させる意匠を、日本の焼物技術を用いたタイルで表現した曲線壁です。繊細で奥行きのある黒の表情が、空間に上質さと静かな存在感をもたらしています。

会議室

来客対応も可能な会議室。明るい木目調の大型テーブルとブラック×シルバーのチェアで、格調高くも明るい雰囲気の空間となっています。

多目的スペース

社員がリフレッシュや業務に使用できるだけでなく、社内外の交流の場としても使用できる多目的空間『IINO PARK』を新設。
天井や床は様々な設えとしており、飯野ビル入居検討テナント向けにビル特性を案内しやすいように計画しています。

多目的スペース

目の前が日比谷公園というロケーションを利用して、窓側の小上がり部分に植栽を配し、緑地が続いているような演出を施しています。
森林保全や社有林を持つ飯野海運様の取り組みを来訪者にアピールする観点で、フローリング材は基材含め国産材を採用。
オープン空間に配置している可動式テーブルは、サステナビリティの観点で、造船時に使用する足場板の廃材を活用しています。

多目的スペース

キッチンカウンターと舟形天板のビッグテーブルはあわびの貝殻入り。海を連想させるような設えとしました。

ラウンジ

社内専用のランチスペース『View TERRACE』
角地に小上がりを設置し、眼下に広がる日比谷公園の眺望を楽しむことができます。このフロアのキーカラーが森林をイメージした緑であることから、内装材や床材はグリーンをアクセントに。

ラウンジ

リフレッシュや業務など、様々な用途で社員が利用できるエリア『Port Lounge』
船内をイメージした赤茶系の木目や白木をポイントに落ち着きのある空間。執務エリアとの境はガラスにブルーグラデーションのシアーカーテンで波をイメージしました。

リフレッシュスペース

休息スペース『凪の間』
就業時間中でも休息可能とし、社員が心の平穏(凪)を保ちながら、自己を見つめ直し、健康で生産性の高い状態で働ける環境を整えました。

リフレッシュスペース

「一旦立ち止まる場所」「喧騒から離れて内面を整える」「ひとりの時間を過ごす」という目的から、「心を落ち着かせるには」という点に主眼を置いた空間となっています。畳敷きの小上がりや板張りの縁側で靴を脱いでゆったりとリラックスできます。

ワークスペース

執務エリアは会話の生まれやすい机の配置とし、『Knot(ノット=結び目)』エリアと名付けました。内装は船や海を連想させるデザインでフロア間に繋がりを持たせています。

ワークスペース

打ち合わせを効率的に行うことができるよう各所にミーティングエリアを点在させ、『Patio(パティオ=中庭)』エリアと名付けました。

お客様の声

「Next Wavesを生み出すオフィス」をコンセプトとして掲げ、従業員の増加や働き方の多様化への対応、人的資本の強化を目的とした当社オフィス全面リニューアルにおいて、PM、設計、コンサルに至るまで、およそ2年半にわたるプロジェクトをコクヨマーケティング様に伴走していただきました。
PMや営業担当の方には設計上の課題や予算、工程の調整に迅速に対応いただいたほか、設計においてはオリジナリティあふれる造作家具や空間デザインを提案いただき、機能性と意匠性を両立したオフィス空間を構築することができました。
弊社がこれからの時代にNext Wavesを生み出す源となるような、従業員のコミュニケーション活性化やエンゲージメント向上に資するオフィスになったと感じています。

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