仕事をスムーズに進めるには、上司やメンバーとの連携は不可欠ですよね。特に「相談」は必要なタイミング・頻度で実施することが大切だと頭では理解しているものの、忙しい中でつい後回しにしてしまっていました。
そんな私を救ってくれたのが、オフィスの一角にある「相談コーナー」でした。このコーナーは若手社員が気軽に質問できるよう、先輩社員や専門職の担当が優先して座っている座席です。
救世主!オフィスの「相談コーナー」
以前、上司に具体的な相談をしないままお客様への提案資料作成を進めた結果、完成間際にイチから作り直しという失敗をしてしまったことがありました。再度資料作成を任された際、「今度こそは!」と相談コーナーを訪れることに。
「すみません、この資料、もっとわかりやすくするにはどうしたらいいでしょうか?」
相談コーナーにいた先輩は、忙しそうにしていたにも関わらず、すぐに「見せてみて」と言ってくれました。「ここをもう少し強調した方がいいね」「このデータ、最新版があったはず」と具体的なアドバイスが。さらに、同じコーナーにいたデータ管理部門の先輩が「それなら今すぐ出せるよ」と必要なデータをササっと用意してくれたんです。
その場でアドバイスを反映させ、その日のうちに資料が完成。上司からも「よくまとまってるね」と褒められました。たった10分の相談で、一人なら半日かかっていた作業が1時間で完成し、中身もより質の高い資料を作ることができました。
相談コーナー活用で学んだ3つのコツ
それ以来、相談コーナーを積極的に活用しています。先輩たちも「相談ブースにいるときは質問されることを想定してる」「積極的に相談してほしい」と言ってくれるので、「今、話しかけて大丈夫かな?」という気持ちも軽くなりました。そうやって活用しているうちに相談の仕方にもコツがあることがわかってきました。
自分なりの案を持って相談する
ある時、先輩から「まずあなたなりの意見を聞いてみたい」と言われてハッとしました。いつの間にか正解を求めに行っている自分に気づいたんです。それ以来「自分はこう思うのですが、どう思われますか?」と自分の考えを持って相談するように。
聞きたいことを明確にする
相談の前に「何を聞きたいか」「どんなアドバイスを求めているか」を明確にしておくと、相手に伝わりやすいだけでなく、自分も課題を整理することができます。結果として業務自体の効率化にもつながります。
結果を報告する
アドバイスをもらって実践した後は、必ず結果報告をしています。「前回のアドバイスでうまくいきました!」と伝えると、先輩方も喜んでくれますし、次のアドバイスをもらえることも。
相談コーナーのおかげで経験豊富な先輩たちに気軽に相談ができるだけでなく、自分自身の仕事の進め方もひとつレベルアップしたような気がします。いつか自分も相談コーナーに座り、後輩の相談をドンと受け止められる先輩になるため、これからも日々成長していくつもりです!