組織変更、人員増減、働き方の変化・・・オフィスの正解はその時々の課題によって様々。
でも正直、毎回毎回レイアウト変更、やってられませんよね(泣)お客様からも「今度組織変更があるから、レイアウト変えなきゃいけないんです」「前回変更したばかりなのに、また・・・」なんてお話をよく伺います。そのたびに発生するコストや業務への影響、本当に頭が痛い!
そこで今回は、将来の変化を見据えた柔軟性を持ちながらも、頻繁なレイアウト変更を必要としない「持続可能なオフィス環境」を実現しているオフィス事例をご紹介したいと思います。
工夫次第で、未来の自分がもっと楽になるかも?
人数変動に強い!ロングテーブル×多目的エリアで拡張性抜群のオフィス
フリーアドレスにおけるロングタイプのワークテーブルのメリットは、イスの追加で席数が設定できるので、人数の増減にもすぐに対応できるところ。テーブルの脚が引っかからないためどの席の人も快適に業務ができ、人数が少ない場合は天板を広く使用できます。
執務エリア付近にはパーソナルロッカーを設置。人が増えてもロッカーを付与するだけでOK、効率よく新メンバーの対応ができます!近くにソファーを配置することで、偶発的なコミュニケーションを発生させる効果も期待できます。
万が一出張者などで社内の人数が多くなっても、このような多目的なエリアを設置するだけで、社員のワークスペースが確保できます。もちろん、通常時は業務内容や気分に合わせて働く場所を選択できるので、社員の満足度の向上も期待できますね。
オフィスは自分たちで変えられる!アジャイルオフィスで手間なく対応
仕事の内容や状況に応じて、柔軟にレイアウト変更ができたり、素早く変化に対応することができる「アジャイルオフィス」。配線の工夫や可動式デスクの採用により、より簡単に、自分たちの手で、家具の移動が可能なオフィス空間を実現しています。働き方の変化に合わせて柔軟に対応できる他、コスト削減などの効果も。
会議室って壁を作りたくなってしまいがち。このようなオープンな会議スペースを設けることで人数の増減にも対応しやすいですし、オープンが故、気になったメンバーがのぞきに来たり、自部門のやっていることを社内に発信できたりと、メリットもたくさんあるんです。
「ちょっと今話せる?」って急に声をかけられること、ありますよね。そんな時、会議室までわざわざ移動するのもちょっと億劫だったり…。でも、執務席のすぐ横に打ち合わせスペースがあれば、サッと移動して話ができます。
打ち合わせがないときは普通のワークスペースとして使えるので、人員増減の際にも、余分な家具を増やしたり、レイアウトを変更したりする必要がなくなります。
選択肢の多さは変化への強さ!どんな働き方にもフィットするオフィス
ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を軸に、様々なバリエーションのテーブルやチェアーを配置し、その時の気分や業務内容によって働く場所を選択できます。あらかじめ用意された選択肢が豊富にあれば、組織の変化や働き方の変化も懐深く受け止めてくれるオフィスに。
オフィスへの要望でよく「足りない」と言われがちなのがミーティング用のスペース。でも、ちょっと話したいだけの場合も意外と多くありませんか?そんな時は、スツールを各所に設置することで、簡単なミーティングが自席で可能に。専用エリアの増設不要で、効率的でスムーズなコミュニケーションを実現できます。
ラウンジ内には、カーテンで仕切ることのできるミーティングスペースを設置。可動式のテーブルやチェアーを採用し、会議の人数や目的に合わせてカーテンを開け閉めしたり、家具を組み合わせることで、会議スペースを拡張できます。
ラウンジ内のテーブルには、パソコンを使用して業務を行うことができるよう電源も整備。リフレッシュだけではなく、ソロワークやミーティングなど状況に応じて柔軟に活用できるエリアに。自由な働き方を家具やツールでサポートするのも、レイアウト変更不要なオフィスのポイントかもしれませんね!
今回ご紹介した事例に共通しているのは、頻繁なレイアウト変更が不要でありながらも「変化を前提としたオフィス」であること。必要なオフィスのかたちが変化することを想定して、対応できる仕組みを組み込んでおくことで、その負担は大きく軽減されます。
「また変更しなきゃ・・・」というストレスから解放される持続可能なオフィスづくり、参考になりましたら幸いです!
▼参考事例