


【執務エリア】
執務エリアは、将来のフリーアドレスへの変化を想定しつつも、一旦は自席100%として部署内でのコミュニケーションを確保しつつ、社員同士の交流を促す運用にしました。
円形状のオフィスは、「外側にいると自然に視線が中央を向き、円の中心にいると視線が放射状に分散する」といった仕組みを利用して、出会いのきっかけを生みだす設えに。
組織変更やプロジェクトチームの配置など、レイアウトの変更がしやすいようにグリッドレイアウトで設計しています。



【集中エリア】
円形状のオフィスでは「社員の交流」と「個人の集中」を両立しています。円の内側を交流の場、外側を集中の場と考え、コミュニケーションをとる場合は内側に、集中力を高めて業務を行いたい時は円の外側へ移動するなど、アクティブに人の動きを誘導しています。



【ライブラリーカウンター席】
円の外側にライブラリーコーナーを設置することで、情報のインプットや、落ち着いた環境で思考を深める事ができます。



【コミュケーションエリア】
靴を脱いで利用する小上がりの空間は、カジュアルコミュニケーションを促進させます。
好きなスタイルでくつろげるクッションチェアーでは、アイデアも生まれやすく、議論も活性化します。壁は全てホワイトボード。落書きの感覚で楽しくアイデアを創発できます。



【リフレッシュエリア】
*瞑想ルーム 和の空間
靴を脱いで脚を伸ばせる畳の瞑想ルームは、頭をすっきりさせ、仕事の合間のリフレッシュエリアとして活用しています。
お客様の声
コクヨ様からこの設計提案を頂いた際には,従来の常識では考えられないほどに飛びぬけたものという印象を持ちました。これまで4フロアに分かれていたエンジニアをワンフロアで集約するという方向性はいいものの,専門が多様化する研究員の交流を促しながらも,一方で集中して仕事をしたいという「交流と集中」をどのように両立させるのか,また偶発的な人と人の出会いを生み出す仕組みをどうつくるのかということはとても難題でした。しかしながら「Adventure Field」と名付けた3つの輪がこの難題を見事に解決してくれました。整然かつジグザグに歩いてしまうレイアウトで人と人の出会いを生み,円形の外を集中,円形の中を交流として使い分け,円形の中は人と人の視線が自然に交わるというこのフィールドによって,多くのエンジニアの出会いとコミュニケーションが生まれていると実感しています。移設後のオフィス・サーベイでもワークプレイスサマリー:働きやすさの満足度は97.8%と大幅に改善しました。
このオフィスの3つの輪から,多様な研究員の交流による新しいアイデアと思いもよらない発想によって,ワクワクする「みらい」を創り上げていきたいと思います。
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