オフィス(事務所)移転満足度を上げる!オフィスビルの探し方

オフィス移転の目的は、コスト削減やBCP環境改善などが挙げられますが、最近では、人材確保や働き方改革の視点で移転を 決める会社も増えてきています。

オフィス移転における真の目的を押さえ、目的に基づき、最適なビル選びをすることが、オフィス移転成功のための第1歩です。

このコラムでは、オフィス移転を成功させるために必要な要素である「ビル選び」に特化し、実際のビル選定に入る前に おさえておきたいポイントをご紹介します。

オフィスビル(事務所)契約までの流れ

以下が、オフィスビル契約までのおおまかな流れです。

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現オフィスの課題抽出 ・オフィスの現状把握

現在入居中のオフィスの「各スペースの面積」や「稼働率(定量)」「使用状況(定性)」「OA機器の設置状況」 「什器の機能性や品質」「書類量」「照明や空調等の室内環境条件」などを調査します。そして、オフィスの現状分析 現状分析把握で得られた結果によって、改善の優先順位や方向付けを決定しましょう。

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情報収集

仲介業者へ問合せする前に、仲介業者や不動産会社のウェブサイトで、物件を下調べしましょう。 各社のウェブサイトで条件を入力すると、各会社所有のオフィスビル情報が調べられます。 複数の仲介業者や不動産会社のウェブサイトで様々な物件を見ることによって、 賃料や空室率などの傾向や、自分が探しているビルの特徴、仲介業者の傾向をつかむことができます。 このように事前に知識を得ておくと、ビル選びの際に自分の意志を持って判断することができるようになります。

要件整理

オフィスビルの傾向がつかめたら、「賃料」「坪数」「立地」「移転時期」の4つのポイントで、具体的な条件を設定します。 より希望に近い物件を絞り込んでいくことで、ビル探しをスムーズに進めることができます。


<要件整理4つのポイント>

賃料:移転によって現状よりも賃料を抑えたいのか、それとも今よりも好条件のビルに移転して、賃料を上げても良いのかを検討する。

坪数:移転によって現状よりもスペースを広くしたいのか、コンパクトにしたいのか。レイアウトプランと併せて検討する。

立地:移転によって、社員の通勤交通費がアップしたり、顧客先への交通費がアップしたりする場合も想定しながら、移転場所を検討する。賃料単価が下がっても、通勤経費によって賃料削減効果が相殺されてしまうことがあるので、事前にシミュレーションをしておく。

移転時期:賃料はビルの空室率や景気で変化するため、賃料が上がる局面か、下がる局面か、市況を踏まえながら移転時期を検討する。※同じビルでも、借り手優位の市場の 賃料と、貸し手優位の市場の賃料では、同じビルでも入居時期によって、坪あたりの賃料が 5,000円以上も違うケースもある。


仲介・不動産会社への問合せ

要件整理ができたら、仲介会社や不動産会社へ物件の問合せを行います。 オフィス仲介会社は、広範囲の情報を保持しており、タイムリーな情報を提供してくれます。 ※一般的に成約時に仲介手数料がかかります。(月額賃料の1か月分以下) また、オフィスビルを所有している不動産会社へ直接問合せを入れる方法もあります。 こちらは、手数料はかかりませんが、紹介物件は自社保有物件に限定されます。

比較・検討

仲介・不動産会社から提供を受けた情報から、希望する条件に近い物件があった場合は、現地に赴き 実際にそこで働くことをイメージしながら、周辺環境のチェックを行いましょう。 現地調査を経て候補先を絞ったら、「コスト」「ビルのグレードや規模」「設備や機能」 「立地や環境」「建物の利権関係」を具体的な物件データを用いて比較検討しましょう。

契約

候補物件を絞り込んだら、賃貸借の条件について、貸主と最終的な詳細協議・交渉を行います。 また、入居後に認識の相違によるトラブルなどが発生しないよう、館内細則や原状回復基準、 セキュリティ上のルールなど詳細の最終確認を行います。

【成功事例から学ぶオフィスデザイン3選】空間コーディネートのポイントを解説 | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

オフィスビル(事務所)選定時のポイント(フロア構造)

理想の働き方やレイアウトプランを実現するためには、ビル選びの際に「フロアの構造」もチェックすることが大切です。

チェックポイント①:フロア内の『柱の位置』に注意する
契約面積は、壁や柱の芯を基準に算出されます。
その為、数字上の契約面積は広くてもフロア内に中間柱が立っている場合は、その周辺に家具を配置することができず、デットスペースとなってしまう場合があります。
外周の柱 窓面に沿って、外周の柱がフロア内に立っている場合、窓面と柱の間は、使えないスペースとなってしまいます。

チェックポイント②:窓際に『ファインコイルユニット』があるかどうか確認する
窓際に、床置きタイプのファンコイルユニットが設置されている場合、ファンコイルユニット前はメンテナンススペースとして 空けて置かなくてはならず、その分、有効面積が狭くなってしまうため、注意が必要です。

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オフィスビル(事務所)選定時のポイント(貸室形状)

下記がオフィスビルの代表的な貸室形状です。 貸室形状によって、オフィス全体のレイアウトや社員の働き方も変わりますので、 形状ごとの特徴をつかみ、働き方に合わせて最適なビルを選びましょう。

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移転満足度を高めるために

オフィスビル契約までのステップとビル選定時のポイントについてご紹介させて頂きました。

移転満足度を高めるためには、単に組織変更や人数の増減に合わせて物件を選定するのではなく、 オフィス移転によって達成したい目的やコンセプトが反映できるオフィスを選ぶことが大切です。

コクヨマーケティングでは、オフィス移転に際して発生する様々な業務を専門的な視点でサポートさせて頂きますので、 ぜひ、お気軽にご相談ください。

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よくあるご質問

オフィスの移転に関して

コストを抑えて移転を行いたいです。どんな方法がありますか?

コストを抑えた移転は、移転先ビルの選定から始まります。

お客様の働き方から、出勤率やオフィス機能を見極め、契約面積を最適化する事が重要になります。

ぜひ、移転先のビル検討からご相談ください。

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見積もりを依頼する際に用意しておくことはありますか?

移転費用は、オフィスの面積や諸条件によって大きく異なります。

基本的には弊社の担当者が現場へお伺いし、現地調査を行った上で、お見積りを作成いたします。

現状の平面レイアウト図や移転先の図面をご用意いただければ、より早くお見積りが可能です。

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見積もり段階での費用は発生しますか?

基本的にお見積りは無料で対応しております。費用が発生する場合は、事前にご連絡いたします。お気軽にご相談ください。

大体どのくらい前から準備をすれば良いですか?

平均8ヵ月~1年程度の準備期間が必要です。規模にもよりますが、短期の移転でもコクヨマーケティングなら、計画立案から移転先オフィス運用までのスケジュール提案・管理が可能です。

初めてのオフィス移転お役マニュアル」を無料配布中です。スケジュール管理に役立つエクセル版のチェックリスト付きです。

ぜひ、ダウンロードしてご活用ください。

オフィス移転の経験がないため、何から手を付ければ良いか分かりません

お客様の環境・状況によって、何から始めれば良いのかは全く異なります。
コクヨマーケティングでは、ヒアリングや現状調査を行う事で、お客様それぞれのゴールイメージを明確化し、いつまでに何を行う必要があるのかを適切にご提案いたします。

移転準備の業務まで手が回るか心配です

年間25,000件以上の実績を持つコクヨマーケティングは、お客様の移転プロジェクトを円滑に進めるために、移転先ビルの選定からオフィスの運用まで、ワンストップでサポートいたします。経験豊富な弊社のスタッフにおまかせください。

オフィスのリニューアルに関して

社内のレイアウトを変更したいのですが、現状図がありません

正確なレイアウト設計を行うため、直接現場へお伺いして実測し、現状図を作成いたします。OA機器、サーバー、電話交換機の配線状況や、家具配置の安全性なども考慮した上で、現状図作成から変更図の作成も可能です。

業務を続けながら施工してもらうことは可能ですか?

ご依頼の内容によって異なります。家具の移動や配線工事であれば、業務を続けながら施工を行う事が可能です。
造作やパーティションの解体など、工具の音が大きく、作業スペースが必要な場合は、ビル管理と調整しながら、土日や夜間を利用して安全に施工を行います。お客様ごとに詳細なお打ち合わせをし、最適なスケジュールをご提案いたします。

どのくらいの費用がかかりますか?

リニューアル費用は、オフィスの現状や、お客様の解決すべき課題、目指す働き方によって、大きく異なります。
コクヨマーケティングでは、オフィスづくりのプロフェッショナルがヒアリングや現状調査を行い、家具やICT、内装工事からオフィスの運用方法まで、幅広いご提案をいたします。お見積りは無料で対応しております。お気軽にご相談ください。

フリーアドレスやWEB会議の導入など、新しい働き方の提案も行っていただけますか?

はい。社会の変化やお客様の課題に対して、柔軟に対応できる働き方を様々な角度からご提案いたします。時代の動きに合わせて、これからの新しい働き方を一緒に考えていただけるのが「コクヨライブオフィス」です。コクヨ社員が多様な働き方を実践するオフィスをご案内させていただきます。

詳しくはオフィス見学のページをご確認ください。

各部署の意見を取り入れたリニューアルを行いたいです。何か方法はありますか?

コクヨの働く環境診断 はたナビ プロ」によって、社員の意識やオフィス環境の課題の見える化と、優先順位付けが可能です。

各社員に専用WEBページの案内をメールで発信し、任意の期間内で64問の質問に回答して頂く仕組みです。

コクヨマーケティングでは、診断結果をもとにレポートを作成、お客様に合ったプランをご提案いたします。診断は無料です。お気軽にお問合せください。