コラム

OAフロアを敷くメリットとは?設置方法や配線方法などによる分類・選び方を解説

オフィスのネットワーク環境は、急速に進展しています。複雑な配線処理のための新しい配線システム構築やパッチパネル、サーバーラックなどを収納するためのスペースづくりがオフィスには不可欠です。ここではオフィス移転やレイアウト変更を検討中の企業に向け、OAフロアを敷くメリットや、OAフロアの種類、選び方などを解説します。快適に働けるオフィス作りの参考にしてください。


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1.OA(オフィスオートメーション)フロアとは

OAフロアとは、オフィスの床を二重構造にする仕様で、OAはオフィスオートメーションの略称になります。本来のフロアから30~100mm程度上方に、パネルを並べた「第二のフロア」を設置し、2つのフロアの隙間にLANケーブルや電源コード、電話線などを通します。なお、OAフロアは「フリーアクセスフロア」とも呼ばれます。

2.OAフロアを活用するメリット

OAフロアを活用すると、機能とレイアウトの観点から以下のような3つのメリットが得られます。


●オフィスデザイン
OAフロアを敷設することで、空間を雑然とさせがちなケーブルや電話線などを隠すことができます。また、フロア上に邪魔な配線がなければ、機器や家具を選定する際の自由度が増し、デザインやインテリアを重視したオフィスづくりが可能です。


●オフィスの安全性
フロア上に配線が露出していると、配線につまずいて転ぶ危険があります。人が怪我をするほか、配線が抜けてしまうと、作業中のデータが損なわれる、機器に異常が起きる、といったことも起こりえます。業務に関わる大事なデータが破損するなど、大きな損失を出しかねません。従業員と企業を守るべく、OAフロアを検討しましょう。


●働きやすい環境づくり
OAフロアでは、従業員が配線を気にせずスムーズに動き回れるほか、配線の位置を気にせずレイアウトを検討することができます。従業員の動線や業務効率を重視しながら機器や家具、配線のレイアウトを決め、働きやすい環境をつくりましょう。

3.OAフロアのタイプ【設置方法】


OAフロアの設置方法は、大きくわけて2種類です。詳しく解説します。


●置敷型
置敷型とは、支持脚の長さがあらかじめ決まったパネルを、タイルのようにフロア上に並べて設置する施工型で、墨出しや接着が不要であるためスピーディーな施工が可能です。軽量のため床に負担をかけにくいものの、現状の床に不陸がある場合はレベル調整することができません。施工期間やコストを抑えられるメリットがあります。


置敷型



●施工型
レベル調整型、支柱調整型などと呼ばれる施工型は、支持脚の高さを自由に調整でき、段差が目立つフロアなど、現状の床面に不陸があっても支持脚の調整で水平な床面をつくることができます。フロア全体を使い配線を隠せ、高さに余裕を持たせると太い配線も収納可能です。支持脚は元のフロアにしっかり固定されるため、耐震性にも優れています。施工期間やコストは置敷型に比べ割高になります。


施工型


4.OAフロアのタイプ【材質】


OAフロアでよく使用される材質は、樹脂・金属・コンクリートの3つです。それぞれの材質の特徴を解説します。


●樹脂
樹脂は軽い素材であるため、床への負担を抑えられます。軽々と持ち運べるためレイアウトの変更も容易です。価格も比較的安価であり、導入しやすいでしょう。
一方、耐荷重性が弱い傾向があるため、フロアを利用する人が多い、設置する家具や機器の重量が気になる、といった場合は別の素材を検討しましょう。なお、樹脂は足音が響きやすいため、吸音対策も必要です。


●金属
金属は高強度で歩きやすい素材です。耐えられる重量の数値はパネルごとに異なるため、オフィスに応じ適したものを選びましょう。また、金属製であれば、退去や模様替えなどでOAフロアが不要になった際に、パネルを回収しリユース・リサイクルを実施する業者が多くあります。ただし、資材費・設置費は樹脂製に比べると割高になります。


●コンクリート
コンクリートは耐荷重性にすぐれ、歩行時の音がほとんど気になりません。また、通信不良や機械誤作動を引き起こす「ノイズ」を防ぐ効果があります。一方、今回紹介する3つの素材のなかではもっとも資材費がかかります。また、処分時は産業廃棄物扱いになるため、ルールに沿った捨て方を守らねばなりません。

5.OAフロアの仕上げ材

OAフロアの作成には仕上げ材も必要です。
OAフロアの上には、遮音、防臭、防汚、制電、防災などのために、タイルカーペットや塩ビタイルを敷き詰め固定します。一般的に、雑貨店・インテリアショップなどで見かけるフロアマットは使用しません。必ずOAフロア専用のものを選びましょう。


仕上げ材の色や素材は豊富なため、オフィスのインテリアにあうものを探してみましょう。設置する手間や方法も考慮し、選んでみてください。
【関連コラム】オフィスの床がもたらす役割とは?張替時の注意点や事例など、選び方と合わせてご紹介

6.後付けでOAフロアを施工する際はドアの開閉確認を

後付けで出入口のドア付近までOAフロアを敷くと、ドアがOAフロアに接触し開閉に支障が出る場合があります。ドア付近にはOAフロアを設置せず、スペースを開けておきましょう。
また、元のフロアとOAフロア間の段差を放置すると、つまずいて転ぶ、台車を乗り入れられない、といった不具合が出るでしょう。段差ではなく、スロープを設け、安全性を高めることがおすすめです。


7.条件別OAフロアの選び方

OAフロアの選び方を、条件に応じて解説します。


●施行条件
ビルによって内装工事の条件は異なります。場合によっては、細かいルールが決められている場合があり、管理会社に施工条件を確認しておきましょう。
オフィスの天井の高さが低めならば、高さを調整できる施工型がおすすめです。ただし、施工型は支持脚を元のフロアに固定する際に接着剤を使用するため、建物への影響を考慮しなければなりません。ビルによっては、置敷型しか選べない場合もあります。


●施工期間とコストパフォーマンス
施工期間が限られている、予算をできる限り抑えたいなどの事情があれば、置敷型がおすすめです。置敷型は床に支持脚を固定する必要がないため、比較的短期間で設置できます。また、樹脂タイプであれば、資材費も節約可能でしょう。実際に、多くの企業が置敷型を採用しています。
しかし、置敷型は支持脚を固定しないため、施工型よりも耐震性が弱い傾向にあります。また、高さを調整できないため、段差のあるフロアにも設置できません。


●配線の多さ
配線を多く収納したい場合は、支持脚の高さの調整が可能で床全体に配線を収納できる施工型を選ぶとよいでしょう。従業員が多い起業や、サーバールームやコールセンターのような特殊な環境は、配線数が多くなりがちです。
ただし施工型は設置に時間を要するため、オフィス移転やレイアウト変更に時間をかけられない企業には不向きです。また支柱を固定するため、施工条件の縛りが多い場合もおすすめできません。


●耐荷重(材質)
耐荷重性を検討する際は、N(ニュートン)という表記を確認します。1kg≒9.8Nです。
一般的なオフィスならば3,000Nを目安にしてください。サーバールームのようにフロアの負荷が大きな場合は、さらに耐荷重性に注意する必要があります。一般的に、樹脂は樹脂2,000〜3,000N、コンクリートや金属は3,000〜5,000N程度です。

8.まとめ

オフィスの原状回復の負担範囲や注意点、スケジュールなどを解説します。オフィスの移転や新設をご検討の際は、ぜひコクヨマーケティングへぜひお問合せください。OAフロアにはオフィスの配線がすっきり見えるメリットがあり、レイアウトや配線を変更したいときにも便利で、つまずきや転倒のリスクも減少します。建物の施行条件や施工期間、コストパフォーマンスなどを考慮し、適したものを選びましょう。また、快適なオフィスを完成させるためには、仕上げ材にも注目してみてください。


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