スタンディングミーティングとは?6つのメリットと注意点をわかりやすく解説

スタンディングミーティングとは、立った状態で実施する会議や打ち合わせのことです。「立ち会議」や「立ちミーティング」とも呼ばれます。この記事では、ミーティングスペースの縮小や、ミーティングの効率化を検討している担当者に向けて、スタンディングミーティングのメリットや注意点などを解説します。スタンディングミーティングの導入に、ぜひお役立てください。

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スタンディングミーティングとは

スタンディングミーティングとは、会議の効率化を目的とした、イスに座らずに立った状態で行うミーティング形式です。一般的な会議やではデスクとイスが必要ですが、スタンディングミーティングの場合は必須ではありません。備品が不要な分、必ずしも会議室が必要ではなくなるため、省スペースで会議や打ち合わせを実施できるという特徴があります。

スタンディングミーティングの6つのメリット

スタンディングミーティングを導入すると、多くのメリットを得られます。ここでは、6つのメリットについて解説します。

会議室・ミーティングスペースを縮小できる

スタンディングミーティングの導入によって、会議室やミーティングスペースの縮小が可能です。会議室がなくても空きスペースさえあれば、参加メンバーが集まるだけで手軽に会議できます。新たにミーティングエリアを設置する場合も、確保すべきスペースを減らせます。会議室不足の解消につながることも、メリットとして挙げられます。

発言が活発になる

発言が活発になることも、スタンディングミーティングによって得られるメリットです。イスや大きなデスクがない場合、参加者同士の物理的な距離が短くなります。コミュニケーションが取りやすくなるため、発言が活発になる効果が期待できます。スタンディングミーティングでは、座席の配置による発言量の偏りも解消されます。

健康維持につながる

スタンディングミーティングは健康維持にもつながります。座っている時間が長い場合、健康リスクが高くなると考えられています。日中の座位時間が2時間増えるごとに、死亡リスクが15%増加するという研究結果もあります。スタンディングミーティング導入によって立ち時間が生まれると、座り続けることによる体への負担を軽減する効果が見込めます。

※参考:【論文掲載】座っている時間が長いほど死亡リスクが増加する |京都府立医科大学

眠くなりにくい

眠くなりにくいことも、スタンディングミーティングのメリットとして挙げられます。立つことによって血流が改善され、脳が活性化し、眠気を防止できます。一般的なミーティングの場合、会議時間が長くなる傾向があります。スタンディングミーティングは、会議時間も短くなる傾向がありメリハリがあるため、会議中に眠くなることを防げます。

作業効率が上がる

スタンディングミーティングは作業効率を上げる効果もあります。空きスペースに集まるだけで実施できるため、会議室への移動時間を減らせます。デスクやイスのセッティング、片付けの時間も不要です。眠くなりにくいというメリットがあるため、座って行うミーティングより生産性が高いことも魅力です。

参加者の「内職」を防ぐ

スタンディングミーティングによって、参加者が別の作業を行う「内職」も抑制されます。距離が近く、活発に意見交換が行われるスタンディングミーティングは、議題への集中を促し、内職を行いづらい環境を生みだします。

スタンディングミーティングの注意点

スタンディングミーティングは、議題や参加者によって向き不向きがあります。ここでは、実施時の注意点について解説します。

時間が長くなりそうなときは避ける

会議の時間が長くなると予測される場合は、スタンディングミーティングを避けましょう。会議によっては、議論に多くの時間がかかる場合や、人数が多く意見がまとまりにくい場合があります。立った状態が長時間続くと、議論への集中が妨げられやすくなります。スタンディングミーティングは、短い進捗報告や簡潔な議題の場合に適しています。

参加者に配慮する

参加者を考慮して、スタンディングミーティングが適切か判断しましょう。年齢や体調によって、会議中に立っていることが難しい場合があります。苦痛に耐えて会議に参加しても、生産性はともなわないでしょう。参加メンバーによって、イスを利用することや、通常の会議室でミーティングを行うことも検討してください。参加者への配慮を忘れないことが大切です。

人数を制限する

スタンディングミーティングを開催する場合、人数を制限することが重要です。参加者が多い場合、互いの情報伝達が難しくなります。大勢で議論するとなると、会議可能な場所も限られます。スタンディングミーティングのメリットを最大限享受できるように、参加者は必要最小限に調整しましょう。2~6名程度が理想的な参加人数です。

スタンディングミーティング導入を成功させるポイント

近年、スタンディングミーティングを導入する企業が増加しています。ここでは、導入を成功させるポイントについて解説します。

ミーティングの目的を事前に共有する

参加者に、ミーティングの目的を事前に共有しましょう。参加メンバーが会議の目的を事前把握できている場合、個々で意見をまとめたうえで会議に参加できます。ミーティングの流れや議論のポイントもイメージできるため、会議の生産性も高まるでしょう。会議時間が短縮される効果も期待できます。

実施時間を決めておく

会議の目的や内容に合わせて、実施時間を調整することが導入成功のポイントです。スタンディングミーティングのような参加者が少ない会議は、ミーティング時間が短いという特徴を持ちます。だらだら続けないように、適切な会議時間を設定しましょう。タイマーを利用して、時間に対する意識を高めるのも効果的です。

情報共有や進捗報告に向いている

スタンディングミーティングは、情報共有や進捗報告に適しています。時間をかけて話し合うトピックには不向きです。会議内容に応じて判断しましょう。日々の情報共有や進捗報告では、積極的に取り入れることをおすすめします。会議が長引かないように情報共有と報告にとどめ、議論が必要な場合は別会議を設定しましょう。

スタンディングミーティング用のスペースを用意する

スタンディングミーティングを行う場合、専用のスペースを用意することをおすすめします。スタンディングミーティングの導入効果を高めるために、会議に適した環境を整えておくことが大切です。詳細は以下で解説します。

スタンディングミーティングスペースの作り方

スタンディングミーティングの効果は、会議エリアの環境に左右されます。ここでは、専用スペースの作り方について解説します。

執務スペース内に作る

スタンディングミーティングの専用スペースを設置する場合、執務スペース内のエリアを確保しましょう。会議スペースへ移動する手間を減らし、必要な時にすぐにミーティングを始められます。予約せずに、待ち時間無しで専用スペースを利用できるように、複数のスペースを設置することもおすすめします。

適したオフィス家具・備品を用意する

スタンディングミーティングに適したオフィス家具や備品を用意しましょう。立った状態で作業するためのスタンディングデスクや、情報を可視化できるホワイトボード、パソコンの画面を共有できるディスプレイモニターなどがあれば、スムーズに会議を進められます。イスは必須ではないですが準備しておくと、通常の会議や商談、リフレッシュスペースなど、他の用途でも柔軟に活用できます。昇降機能がついているデスクであれば、スタンディングミーティングでも座った状態での会議でも、どちらも両立ができるので、用途に応じて使い分けが可能です。

【レイアウト6選】快適な会議室の寸法を解説 | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

まとめ

スタンディングミーティングは、生産性向上やスペースの有効活用などのメリットを持ちます。導入の際は、本記事で解説したメリットや注意点を参考にしてください。

コクヨマーケティングは、年間25,000件以上の豊富な実績と、コクヨグループの安心・信頼をもとに、オフィス移転からオフィス維持までワンストップでサポートします。また、コクヨオフィスを体感できる「オフィス見学会」も実施しています。オフィス移転やレイアウト変更をご検討の際は、ぜひご利用ください。

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紙での実施も可能です。詳細はお申し込み時にお問合せください。

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