「会議室がどうも使いにくい」——そんな不満の背景には、実はテーブル選びのミスマッチが隠れていることが少なくありません。
とりあえずで選んだテーブルが、結果としてコミュニケーションの質を下げてしまったり、動線を邪魔してしまったり。種類が多すぎて、自社に最適な一台を見極めるのは意外と難しいものです。
この記事では、単なるサイズ選びに留まらず、目的に合わせた種類や失敗しない選び方のポイントを、具体的な事例とともに分かりやすく解説します。
会議テーブルの種類
会議テーブルは、単に議論をする場所を提供するだけでなく、会議の目的や質を支える重要なツールです。主に以下の4つのカテゴリーに分けられます。
会議テーブルのタイプ別比較表
| カテゴリー | 主な使用シーン | 特徴 |
|---|---|---|
| 大型会議用 | 役員会議室、来客応対、重要な意思決定 | 重厚感・高級感があり、配線収納機能も充実。 |
| ミーティング用 | 一般会議室、オープンな打ち合わせスペース | バリエーションが最も豊富で、多目的に活用可能。 |
| フラップ(跳ね上げ式) | 多目的室、セミナールーム、研修 | 天板をたたんで重ねて収納(スタック)が可能。 |
| 昇降式(姿勢を変える) | アイデア出し、短時間の打ち合わせ | 天板の高さを変えることで、視点やモードの切り替えを促す。 |
各タイプの特徴と詳細
各テーブルの特徴をご紹介します。
大型会議用テーブル
役員会議やVIPをお迎えする応接会議など、企業の意思決定を行う場に相応しいタイプです。落ち着いた木目調や重厚感のあるデザインが多く、空間の品格を高めます。また、多くのPCやモニターを使用することを想定し、配線コードをスマートに隠す機能が充実しているのも特徴です。

ミーティング用・リフレッシュ用テーブル
最も汎用性が高く、一般的な会議室からオープンな打ち合わせスペースまで幅広く利用されます。サイズや形状の選択肢が多いため、部屋の広さや雰囲気に合わせて最適なものを選びやすいのがメリットです。スムーズな情報共有や、気軽な相談を促すシンプルな設計が主流です。

会議用フラップテーブル
天板を縦に折りたたむことができ、使用しないときは重ねてコンパクトに収納(並行スタック)できるタイプです。キャスター付きが多いため、研修やセミナー、イベントなど、参加人数や用途に合わせてレイアウトを頻繁に変える必要があるスペースに最適です。

昇降式テーブル(姿勢を変える)
天板の高さを電動や手動で調整できるタイプです。あえて「立ち会議」を行うことで、会議の時短化や、座り姿勢では出にくい斬新なアイデアの発想を促します。健康への配慮や、活発なディスカッションを目的としたスペースにおすすめです。

▼利用目的に応じた会議室の作り方について詳しく知りたい方はこちら
会議テーブルの選び方の4つのポイント
最適な会議テーブルを選ぶには、「目的」「サイズ」「形状」「脚の構造」という4つの視点から検討するのがポイントです。
1. 会議の目的・スタイルで選ぶ
まずは、そのスペースでどのようなコミュニケーションを取りたいかを定義します。
重要な決断を下す役員会議室には、どっしりとしたパネル脚の大型テーブルが適しています。一方で、チームの雑談からアイデアを広げたい場合は、移動が楽なキャスター付きや丸型のテーブルが話しやすい雰囲気を作ります。
| 会議のスタイル | おすすめのテーブル | 狙える効果 |
|---|---|---|
| 重厚な意思決定 | 大型会議用テーブル | 緊張感と集中力を高め、品格ある議論を支える。 |
| 日常的な報告・相談 | ミーティング用テーブル | スピーディーで効率的な情報のやり取りを促進。 |
| 研修・大人数セミナー | フラップ(跳ね上げ)式 | 設営と片付けの時間を短縮し、スペースを有効活用。 |
| クリエイティブな議論 | 昇降式テーブル | 立ち姿勢による視点の変化で、アイデアを引き出す。 |
2. 人数とサイズで選ぶ
一人あたりに必要な幅は、使用する椅子の種類によって異なります。
具体的なサイズ選びの目安をご紹介すると、幅1800mmのテーブルの場合は、コンパクトな椅子なら「片側3名」座れますが、肘付きのゆったりした椅子を合わせる場合は「片側2名」で運用するのが適切です。資料を広げることが多い会議では、奥行きも700mm〜800mm程度確保するとストレスがありません。
椅子による一人あたりの推奨幅
| 椅子の種類 | 一人あたりの推奨幅 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミーティング用チェアー | 600mm | 省スペースで着席可能。短時間の会議に。 |
| オフィスチェアー(肘付き) | 700mm〜 | ゆったり座れるが、設置スペースが必要。 |
3. 天板の形状で選ぶ
天板の形は、参加者同士の距離感や視線の向き、会議の心理的なハードルを左右します。

天板の形状別比較表
| 形状 | 期待される効果 | 特徴 |
|---|---|---|
| 長方形 | 効率的な作業・標準的な会議 | 天板面を最大限に使用できるスタンダードな形状です。 |
| 楕円・長円形 | 和やかな雰囲気・話しやすさ | 全員が中央付近を向くことができ、視線が合いやすくなります。 |
| U字・ウィング形 | モニター使用・Web会議 | ディスプレイ配置や、壁に付けての使用に適した形状です。 |
| ボート形 | ディスカッションの活性化 | 端が少しずつ内に向くため、全員の顔が見えやすくなります。 |
| 円形・正方形 | フラットな対話・少人数打ち合わせ | 上下関係を感じさせず、親密な相談がしやすい形状です。 |
4. 脚の形状と機能で選ぶ
足元の快適性や、部屋の印象、移動の有無に合わせて選びます。脚の形状は、座る人数や配線のしやすさにも大きく影響します。
| 脚の形状 | 期待される効果・用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| パネル脚 | 重厚感・ステイタス感の演出 | 脚の内部に配線を通せるタイプが多く、配線をすっきり隠せます。 |
| ハの字脚 | 多人数対応・自由な着席 | 支柱が天板の内側に配置されるため、全周に人が入りやすく足元を妨げません。 |
| 4本脚 | 安定感・スタンダードな環境 | 四隅の角に配置され、足元を最大限広く使えるため長時間の着座にも適しています。 |
| T字脚 | スムーズな出入り・柔軟な運用 | 支柱が中心軸付近にあるためサイドからの出入りが楽で、全周に人が入りやすいです。 |
| 単柱脚 | 小型会議・フラットな交流 | 中心の1本柱で支えるためどの方向からも入りやすく、小型の円形等に最適です。 |
| 昇降脚 | 活発な議論・立ち会議への切替 | 目的に合わせて天板の高さを変えられ、議論のスピードアップを支援します。 |
| キャスター脚 | 多目的利用・迅速な設営 | 容易に移動・配置換えが可能。ロック機能で安定性と設営のしやすさを両立します。 |
▼会議室のレイアウトについては詳しく知りたい方はこちら
おすすめの会議テーブル5選
会議テーブルにはいろいろな種類があることを紹介しました。しかし、実際選ぶとなると、どの会議テーブルがよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。ここからは、コクヨが厳選するおすすめの会議テーブルについて詳しく紹介します。
大型会議用テーブル
WT-400
豊富なサイズと素材バリエーションを組み合わせることができる大型テーブルです。カジュアルな雰囲気や重厚感がある雰囲気など、イメージにあわせて幅広くお選びいただけます。

会議用フラップテーブル
CALM カーム
天板を降ろした状態で、自動的にキャスターロックがかかるため、しっかり固定することができます。天板を上げると自動的にキャスターロックが解除されるので、ロック解除の手間がなく使いやすくなっています。

会議テーブルサイズのバリエーション
| 仕様 | 会議テーブルサイズ |
| 木パネル・直線タイプ | 奥行600×幅2,100・1,800・1,500 |
| 樹脂パネル付きタイプ | 奥行600・450×幅2,100・1,800・1,500 |
| パネルなしタイプ | 奥行600・450×幅1,800・1,500 |
※商品仕様は諸般の事情で予告なく変更する可能性がございますので予めご了承ください。最新の情報は、メーカーサイトを併せてご覧ください。
leafline リーフライン
ロングセラー商品の会議テーブルです。会議テーブルを並べた時の天板の高さを揃えることができるアジャスト機能を搭載しています。また、天板を上げた時の幅が狭いためコンパクトに収納することができます。

会議テーブルサイズ
奥行600・450×幅1,800・1,500・1,200
※商品仕様は諸般の事情で予告なく変更する可能性がございますので予めご了承ください。最新の情報は、メーカーサイトを併せてご覧ください。
会議・ミーティング・リフレッシュ用テーブル
VIENA ビエナ
天板固定タイプ、天板を折りたたむことができるフラップタイプから空間にあわせて選ぶことができます。キャスターのストッパーはスイッチを前から押す操作のため、フリーとロックと簡単に切り替えることができます。

主な会議テーブルサイズのバリエーション
| 仕様 | 会議テーブルサイズ |
| T字脚・角型天板(フラップタイプ) | 奥行750・900・1,050×幅2,100・1,800・1,500・1,200 |
| T字脚・楕円形天板(フラップタイプ) | 奥行900・1,050×幅2,100・1,800 |
※商品仕様は諸般の事情で予告なく変更する可能性がございますので予めご了承ください。最新の情報および他のバリエーションについては、メーカーサイトを併せてご覧ください。
姿勢を変える会議用テーブル
INITIA イニシア
シーンに合わせて天板の高さをH720mm、H800mm、H900mmの3段階に簡単に調節できるラチェット機構を搭載しています。立ったり座ったりと姿勢を変えることで、ワークの質や効率を高めることができます。サイドからも座りやすいインセット脚や、グリップ力の高い低床ウレタンキャスターを採用しており、活発なコラボレーションを支えます。また天板をフラップして効率良く収納できるため、人数に合わせた場の設定が簡単です。

会議テーブルのレイアウト事例
株式会社落合 北関東支店様|応接室に大型会議テーブル
増員と自社ビルの老朽化を機にご移転されました。来客用の応接室では、書類を広げて打ち合わせしやすいよう従来の応接セットではなく、大型テーブルを採用されています。また、社内向けの会議室では、人数や会議内容によって柔軟に対応できるようキャスター付きの会議テーブルを採用されています。ガラス間仕切を使い、明るい空間に仕上がっています。
▼株式会社落合 北関東支店様の事例について詳しく知りたい方はこちら
経営者と現場、それぞれの思い込みから脱却

マツナガ建設株式会社様|配線付きの大型テーブル
「人に見せたくなる明るいオフィス」を目指し、リニューアルされました。外の眺望を活かしつつ、執務室からも会議室の様子が見えるようガラス間仕切を採用されました。配線付きの大型テーブルなので、パソコンを使った長時間の会議に対応することができます。
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建設業のイメージを一新、誰もが気持ちよく働ける開放的なオフィスづくり

ブラザー販売株式会社 関西事業所様|こだわりの木目の大型テーブル
経営理念である"At your side."の実現と、営業強化のためのショールーム併設型オフィスにするためにリニューアルされました。ショールームに隣接した応接会議室では重厚感がありつつも明るい雰囲気を演出するため、大型テーブルの木目や椅子の張地の色にこだわっています。また、ガラス間仕切はブラインド内蔵型のため、打ち合わせの内容に応じて下げて使うこともできます。
▼ブラザー販売株式会社様の事例について詳しく知りたい方はこちら
"At your side."の実現に向け社員が夢中で仕事を楽しめるショールーム併設型オフィス

まとめ
会議テーブルには、さまざまな種類があり、人数や機能や目的にあわせて選ぶことが大切です。
コクヨマーケティングは、オフィスの移転やリニューアルについてワンストップでサポート可能です。年間25,000件以上の豊富な実績があり、それぞれの企業に最適な空間を提案しています。また、コクヨ従業員が働くオフィスを体感できる「オフィス見学会」を実施中です。
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