オフィス移転やリニューアルの計画をきっかけに、せっかくなら綺麗なオフィスをつくりたいと思われる企業様も多いかと思います。
綺麗なオフィスづくりを行う事によって、社員のモチベーションが上がったり、コミュニケーションが活性化したりするなど、様々な効果が期待されます。
オフィスに必要な機能をおさえつつ、社員全員がいきいきと働く事のできる綺麗なオフィスをつくるには、どのような事に気を付ければ良いのでしょうか。
この記事では、綺麗なオフィスづくりを行う上で大切なポイントや、具体例をご紹介いたします。
綺麗なオフィスのメリット
綺麗なオフィスをつくる事によって、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは2つのポイントから、期待できるメリットについて説明いたします。
社員の能力が発揮しやすい
綺麗なオフィスは、仕事がはかどりやすく、快適に働く事ができます。これによって社員のモチベーションが高まり、会社全体の生産性も向上します。
近年ではABW(Activity Based Working)といった、社員自身の判断で、仕事を行うスペースを選ぶワークスタイルを取り入れるオフィスが増えています。社員の能力を最大限に引き出す事のできる、綺麗で多機能的なオフィスづくりを行いましょう。
コミュニケーションの活性化につながる
綺麗なオフィスは、社員同士のコミュニケーションの活性化にも繋がります。フリーアドレスを導入したりラウンジを設けたりするなど、部署を越えて接点を持つ事のできるオフィスをつくる事で、会社の連帯感が高まり、新しいアイデアが生まれる事もあります。コミュニケーションが生まれる仕組みと取り入れた、綺麗なオフィスづくりを目指しましょう。
綺麗なオフィスの事例21選
以下では、移転やリニューアルによって新しくつくられたの企業様の綺麗なオフィスをご紹介いたします。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント様
株式会社バンダイナムコエンターテインメント様は「人×知識×アソビが交わる共創空間」をテーマに、多目的空間・ラウンジづくりが行われました。ソファ席やシャンデリア、抜け感のある書棚を設置する事によって、明るくカジュアルで、人の気配を適度に感じる、入りやすい空間を演出しています。「また使いたい」とリピーターになる社員が多く、有効に活用されています。
株式会社浜野製作所様
株式会社浜野製作所様は、「これからのものづくりを支援するインキュベーションセンター」をテーマに、ラウンジ・多目的スペースづくりに取り組まれました。様々な素材の家具や内装デザインを取り入れる事によって、いろいろなものが混在する、ガレージのような雰囲気を表現しています。
株式会社トライアルカンパニー様
株式会社トライアルカンパニー様は、「クリエイティビティを高める全館フリーアドレスのワークスペース」をテーマに、オフィスづくりを行われました。コンクリート打ちっぱなしの高い天井と、シンプルなデザインの家具によって、解放感のあふれる空間となっています。「出勤したら何か楽しい事が起きるのでは?」といった、ポジティブな声が社内に増えたそうです。
株式会社角川アップリンク様
株式会社角川アップリンク様のオフィスは「シンカ(=沖縄の言葉で「仲間」の意)と集い、自らつくる情報スポット。社員と共に進化するオフィス」がテーマです。明るく活気のある雰囲気を演出するために緑と赤の椅子を配置、デスクの脚もカラフルなものを採用する事で空間のアクセントになっています。座席は固定にせず、業務内容に応じて自分で好きな席を選ぶフリーアドレスを導入、執務室全体が見渡す事のできるオフィスレイアウトです。
富士通株式会社 沖縄支店様
富士通株式会社沖縄支店様は、「老朽化と働き方を見直すためのリニューアル」をテーマに、沖縄らしさを取り入れたデザインとなっています。南国沖縄を前面にイメージしたデザインは、県外からの出張者にもご好評を得られています。海を眺めながら仕事のできるソファ席や、熱帯魚を眺める事のできるミーティングエリアなど、業務内容に応じて働く場所選べるABWが可能なオフィスにもなっています。
日本軽金属グループ様
日本軽金属グループ様は、「18のグループ会社の総力を結集、新たな価値を創造するABW型オフィス」をテーマにオフィス移転が行われました。フリーアドレスを導入し、社員の所在が分かりやすいように見通しの良い広々とした空間となっています。アースカラーの家具や観葉植物を大胆に取り入れる事によって、集中力の向上やリラックス効果がもたらされています。
トヨタL&Fカスタマーズセンター大阪様 (株式会社豊田自動織機)
トヨタL&Fカスタマーズセンター大阪様(株式会社豊田自動織機様)のオフィスは「だれもがワンランク上の快適さを実感できる空間」がテーマです。建築のデザインコンセプトに合うよう、キュービックなイメージの家具が選定されています。大きな窓や、やわらかい色合いの床色によって、お客様には「ここちよさ」を、スタッフには「使いやすさ」を演出しています。
住友重機械工業株式会社 田無製造所様
住友重機械工業株式会社田無製造所様のサテライトオフィスは「社内・他拠点のワーカー間コミュニケーションの促進」がテーマです。1つの部屋の中を、床の色や素材を変える事でエリア分けされています。大型ロングデスク以外にも、ソファ席やカウンター席、上下昇降デスクなど、業務内容や気分に応じて働く場所を選べるよう工夫もされています。
株式会社ニフコ様
株式会社ニフコ様は「これからの多様な働き方を実現するワークラウンジ」をテーマに、いつでも気軽にコミュニケーションがとれる空間づくりに取り組まれました。自然光をたくさん取り入れる事のできる明るい空間に、カウンター席やミーティング席としてシンプルな家具を設置する事で、打ち合わせやリフレッシュ、出張者のタッチダウン席など、多目的に活用される空間となっています。
株式会社公文教育研究会 東京神奈川本部様
株式会社公文教育研究会・東京神奈川本部様のオフィスのテーマは、「一人ひとりの成長を促し、生産性を高める働き方に挑戦するワークスペース」です。手前の役職者席は、社員との距離を接近させ、現場の様子を自然と把握するためのイアウトです。執務エリアの椅子は黒に統一、奥のコラボスペースの椅子はやわらかな色を使う事で、自然に気持ちが切り替える事のできる空間となっています。
株式会社トータテハウジング様
株式会社トータテハウジング様は、「暮らしの提案」に向けて社員間、お客様、パートナーと真の「コミュニケーションズカンパニー」実現を目指して、本社オフィスをリニューアル。黒と木目が基調の、全体的に落ち着いた雰囲気のオフィスですが、いすの色がアクセントになっています。大きな課題の1つであった「部署を越えたコミュニケーションが取りづらい」というテーマについては、部署ごとに個室で分かれていたのをオープン空間にし、フリーアドレスの導入やミーティングしやすい設えにする事で解決に向かっています。
株式会社竹中工務店様
竹中工務店様のオフィスリニューアルのテーマは「木材を多用して、誰もがいきいきと活躍できるワークプレイスの実現」です。「スタジアム」と名付けられたパートナーズラウンジには、家具の素材に関連企業の提供する間伐材を使用しています。執務エリアはフリーアドレスやリアデスクルールを採用した事で、自由に働く場所を選べ、人数の増減にも対応できるようになりました。
高円宮記念JFA夢フィールド様
高円宮記念JFA夢フィールド様は「ABWを意識した快適なオフィス空間」をテーマに、オフィスづくりを行われました。大型のロングデスク以外にも、上下昇降デスクやソファ席など、業務内容や気分に応じて働く場所を選ぶ事ができます。黒い壁にスケルトン天井が印象的でもあるオフィスです。
モランボン株式会社様
モランボン株式会社様は「社員が主体的に新しい働き方に取り組むオフィス」をテーマに、新オフィスづくりに取り組まれました。壁沿いには、集中とオープンな雰囲気を両立しながら打ち合わせや作業ができるスペースが設置されています。機能性を重視した家具選定を行いつつ、ビビッドなカラーも取り入れる事で、空間全体のアクセントになっています。
西部ガスリビング株式会社様
西部ガスリビング株式会社様は、「全社員の声を反映したワークスタイルの変革を実現するオフィス」づくりに取り組まれました。オープン空間で社員同士のコミュニケーションを図る一方で、個人が集中して業務に取り組むためのスペースも設置しています。曲線をもつ、やさしい色の家具を採用する事で、圧迫感の少ない快適な空間となっています。
クローダジャパン株式会社様
クローダジャパン株式会社様は、「社員参画により快適なオフィス空間を構築、人を惹きつける生産性の高いワークスペース」をテーマにオフィスづくりを行われました。ヨーロッパの雰囲気を感じる、洗練された空間となっています。多目的空間は、木彫のルーパーによって執務空間から緩やかに繋がるようになっており、ホワイトボードやモニター等のツールを設置しているため、リフレッシュだけでなくオープンミーティングにも使用できます。
尾道造船株式会社
尾道造船株式会社様は、社屋の新築を機に「部門を越えたイノベーションを加速するオープンオフィス」をつくられました。家具の色やデザインはシンプルなもので統一され、明るくオープンな空間となっています。現業部門が使用するオフィスでは、汚れに耐えられるようレザー張りの椅子にするなどの工夫もされています。
株式会社熊本県民テレビ様
株式会社熊本県民テレビ様は「変化する放送環境への適応と災害対策に配慮したテレビ局」を目指して、報道部と製作部が1フロアに集約されました。シンプルなデザインのキャスター付きデスクを採用する事で、レイアウト変更にも対応しやすくなっています。執務デスクに対して、斜めに配置したミーティングテーブルとビタミンカラーのミーティングチェアは、効果的なアクセントになっています。
株式会社富士通エフサス九州支社様
株式会社富士通エフサス九州支社様は「拠点間のつながり、人同士のつながりの実現」をテーマに、オフィスづくりを行われました。気軽に打ち合わせができたり、社員同士のコミュニケーションが活発化したりするようなレイアウトになっています。シックな色の床や壁に対して、特徴的なかたちのテーブルやスツールが目を引く、オリジナル性の高いオフィスでもあります。
一般社団法人日本自動車連盟様
一般社団法人日本自動車連盟様は、「働く人の環境を第一に考えたコールセンター」をつくられました。明るい木目のデスクや、優しい色合いのデスクトップパネルが、心地良いオフィスづくりに役立っています。また、高さ15cmのステージをつくる事で、マネジメント席からコールセンター内が見渡せるようになっています。オペレーターの状況把握や対応がスムーズに行えるように配置したレイアウトです。
綺麗なオフィスにするためのポイント
綺麗なオフィスをつくるために、どのような方法が必要なのか、内装デザインの視点から紹介いたします。
床の色や素材にこだわる
床はオフィス面積の大部分を占めるため、床の色や素材によってオフィスの印象は大きく変化します。
一般的にはグレーなど無難な色のタイルカーペットが多く使われていますが、グレーでもラインの入ったカーペットを縦貼りするとオフィスが広くみえたり、2種類を千鳥貼りするとカジュアルな雰囲気をつくったりできます。また、色や素材は人間の心理に影響を与えるため、執務エリア、ミーティングエリア、リフレッシュエリアなど、エリアごとにそれぞれ適切なものを選定すると良いでしょう。例えば集中したいエリアには青色を、リラックスしたいエリアには緑色や木目調を使うと効果的です。床のデザインを変える事で、エリア分け(ゾーニング)をする事もできます。これらによって、綺麗で多機能的なオフィスをつくる事ができます。
壁の色や素材にこだわる
壁も、床と同じようにオフィス面積の大部分を占めています。
よって、壁の色や素材も、オフィスのイメージを大きく左右するポイントの1つです。色の持つ心理的効果を利用する以外に、壁にコーポレートカラーを採用する事で、来客時に企業イメージをアピールしたり、社員の帰属意識を高めたりする事もできます。「アクセントクロス」といって、オフィス内の壁の一部だけ、色や素材感の異なる壁紙を使う手法もあります。手軽にオフィスの印象を変える事ができるため、近年人気を集めています。
照明で空間の印象を操作する
照明選びも、綺麗なオフィスづくりに欠かせないポイントの1つです。
一般的なシーリングライト以外に、天井に埋め込むダウンライト、空間のアクセントとして有効なペンダントライト、光の方向にこだわる事のできるスポットライトなど、照明器具は多種多様です。エリアの目的に合った照明を選びましょう。また、調光もオフィスの環境づくりに深く関わります。例えば青白い昼光色は清潔感を、あたたかみのある電球色はリラックス効果を空間に与えます。デザインや光の特徴をよく考慮した上で適切な照明を選ぶ事が大切です。
綺麗なオフィスにするためにおすすめの業者
綺麗なオフィスづくりを行うためには、多くの専門的な知識やスキルが求められます。
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まとめ
綺麗なオフィスをつくる事によって、社員の能力が発揮しやすくなったり、コミュニケーションが活性化したりするなど、様々なメリットがもたらされます。
会社の目指したい姿、解決したい課題を明確にさせて、誰もがいきいきと働く事のできる空間をつくりましょう。
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