スタンディングミーティングとは、立った状態で実施する会議や打ち合わせのことです。「立ち会議」や「立ちミーティング」とも呼ばれます。この記事では、ミーティングスペースの縮小や、ミーティングの効率化を検討している担当者に向けて、スタンディングミーティングのメリットや注意点などを解説します。スタンディングミーティングの導入に、ぜひお役立てください。
スタンディングミーティングとは
スタンディングミーティングとは、会議の効率化を目的とした、イスに座らずに立った状態で行うミーティング形式です。一般的な会議やではデスクとイスが必要ですが、スタンディングミーティングの場合は必須ではありません。備品が不要な分、必ずしも会議室が必要ではなくなるため、省スペースで会議や打ち合わせを実施できるという特徴があります。

スタンディングミーティングの6つのメリット
スタンディングミーティングを導入すると、多くのメリットを得られます。ここでは、6つのメリットについて解説します。
会議室・ミーティングスペースを縮小できる
スタンディングミーティングの導入によって、会議室やミーティングスペースの縮小が可能です。会議室がなくても空きスペースさえあれば、参加メンバーが集まるだけで手軽に会議できます。新たにミーティングエリアを設置する場合も、確保すべきスペースを減らせます。会議室不足の解消につながることも、メリットとして挙げられます。
発言が活発になる
発言が活発になることも、スタンディングミーティングによって得られるメリットです。イスや大きなデスクがない場合、参加者同士の物理的な距離が短くなります。コミュニケーションが取りやすくなるため、発言が活発になる効果が期待できます。スタンディングミーティングでは、座席の配置による発言量の偏りも解消されます。
健康維持につながる
スタンディングミーティングの導入は、社員の健康維持においてとても重要な役割を果たします。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」やWHOの指針においても、「座りっぱなしの時間を減らし、少しでも身体を動かすこと」が強く推奨されています。
デスクワーク中心の職場において、スタンディングミーティングによって意図的に「立ち時間」を作ることは、単なるリフレッシュに留まりません。座りすぎによる健康リスクを直接的に軽減し、長期的なパフォーマンス維持に寄与する有効なヘルスケア対策といえます。
参考文献:健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~座位行動と死亡率の関係
眠くなりにくい
眠くなりにくいことも、スタンディングミーティングのメリットとして挙げられます。立つことによって血流が改善され、脳が活性化し、眠気を防止できます。一般的なミーティングの場合、会議時間が長くなる傾向があります。スタンディングミーティングは、会議時間も短くなる傾向がありメリハリがあるため、会議中に眠くなることを防げます。
作業効率が上がる
スタンディングミーティングは作業効率を上げる効果もあります。空きスペースに集まるだけで実施できるため、会議室への移動時間を減らせます。デスクやイスのセッティング、片付けの時間も不要です。眠くなりにくいというメリットがあるため、座って行うミーティングより生産性が高いことも魅力です。
参加者の「内職」を防ぐ
スタンディングミーティングによって、参加者が別の作業を行う「内職」も抑制されます。距離が近く、活発に意見交換が行われるスタンディングミーティングは、議題への集中を促し、内職を行いづらい環境を生みだします。

スタンディングミーティングの注意点
スタンディングミーティングは、議題や参加者によって向き不向きがあります。ここでは、実施時の注意点について解説します。
時間が長くなりそうなときは避ける
会議の時間が長くなると予測される場合は、スタンディングミーティングを避けましょう。会議によっては、議論に多くの時間がかかる場合や、人数が多く意見がまとまりにくい場合があります。立った状態が長時間続くと、議論への集中が妨げられやすくなります。スタンディングミーティングは、短い進捗報告や簡潔な議題の場合に適しています。
参加者に配慮する
参加者を考慮して、スタンディングミーティングが適切か判断しましょう。年齢や体調、また身体的特性や妊娠中の方など、外見からは判別しづらい理由で立っていることが負担になる場合もあります。「誰でも自由にスツールを使える雰囲気づくり」や「状況に応じて座って行う会議へ切り替える運用」をあらかじめルール化しておくなど、心理的安全性を高める配慮が重要です。
人数を制限する
スタンディングミーティングを開催する場合、人数を制限することが重要です。参加者が多い場合、互いの情報伝達が難しくなります。大勢で議論するとなると、会議可能な場所も限られます。スタンディングミーティングのメリットを最大限享受できるように、参加者は必要最小限に調整しましょう。2~6名程度が理想的な参加人数です。

スタンディングミーティング導入を成功させるポイント
近年、スタンディングミーティングを導入する企業が増加しています。ここでは、導入を成功させるポイントについて解説します。
ミーティングの目的を事前に共有する
参加者に、ミーティングの目的を事前に共有しましょう。参加メンバーが会議の目的を事前把握できている場合、個々で意見をまとめたうえで会議に参加できます。ミーティングの流れや議論のポイントもイメージできるため、会議の生産性も高まるでしょう。会議時間が短縮される効果も期待できます。
実施時間を決めておく
会議の目的や内容に合わせて、実施時間を調整することが導入成功のポイントです。スタンディングミーティングのような参加者が少ない会議は、ミーティング時間が短いという特徴を持ちます。だらだら続けないように、適切な会議時間を設定しましょう。タイマーを利用して、時間に対する意識を高めるのも効果的です。
情報共有や進捗報告に向いている
スタンディングミーティングは、情報共有や進捗報告に適しています。時間をかけて話し合うトピックには不向きです。会議内容に応じて判断しましょう。日々の情報共有や進捗報告では、積極的に取り入れることをおすすめします。会議が長引かないように情報共有と報告にとどめ、議論が必要な場合は別会議を設定しましょう。
スタンディングミーティング用のスペースを用意する
スタンディングミーティングを行う場合、専用のスペースを用意することをおすすめします。スタンディングミーティングの導入効果を高めるために、会議に適した環境を整えておくことが大切です。詳細は以下で解説します。

スタンディングミーティングスペースの作り方
スタンディングミーティングの効果は、会議エリアの環境に左右されます。ここでは、専用スペースの作り方について解説します。
執務スペース内に作る
スタンディングミーティングの専用スペースを設置する場合、執務スペース内のエリアを確保しましょう。会議スペースへ移動する手間を減らし、必要な時にすぐにミーティングを始められます。予約せずに、待ち時間無しで専用スペースを利用できるように、複数のスペースを設置することもおすすめします。
適したオフィス家具・備品を用意する
スタンディングミーティングに適したオフィス家具や備品を用意しましょう。立った状態で作業するためのスタンディングデスクや、情報を可視化できるホワイトボード、パソコンの画面を共有できるディスプレイモニターなどがあれば、スムーズに会議を進められます。イスは必須ではないですが準備しておくと、通常の会議や商談、リフレッシュスペースなど、他の用途でも柔軟に活用できます。昇降機能がついているデスクであれば、スタンディングミーティングでも座った状態での会議でも、どちらも両立ができるので、用途に応じて使い分けが可能です。

まとめ
スタンディングミーティングは、生産性向上やスペースの有効活用などのメリットを持ちます。導入の際は、本記事で解説したメリットや注意点を参考にしてください。
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